活動報告

2023年12月29日

12月27~28日にSIP事業(内閣府戦略的イノベーションプログラム)の関係者ヒアリングが行われました。

令和5年度~9年度まで、高齢者の介護予防(フレイル対策)と移動支援についての研究に、町民の皆様の参加とご協力をお願いします。

 一般社団法人 日本自動車研究所、一般財団法人 医療経済研究・社会保険福祉協会が、SIP事業(内閣府戦略的イノベーション創造プログラム第3期)スマートモビリティプラットフォームの構築/移動手段の手当てが地域作り・活動に与える福祉的効果の検証事業に採択され、その研究事業先として、全国6か所(兵庫県養父市、高知県仁淀川町、北海道池田町、千葉県松戸市、静岡県函南町、静岡県藤枝市)が対象地区となりました。
今後進む人口減少と高齢化、そしてコロナで失われた地域の繋がりが心配な状況があります。このまま自宅に閉じこもらずに、多くの人に通いの場に出続けてもらえる環境づくりを構築したいと考えており、全国モデルとなることで、まち全体の活性化につなげることを目的として、池田町と池田町社協が連携し各関係機関の皆さんにご協力をいただきながら参画していきたいと考えています。

 令和5年12月27、28日に、今年度から池田町及び池田町社協が5年間お世話になる医療経済研究機構、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、全国移動サービスネットワークの皆さん5名が来町(外1名は28日のみ参加)され、安井町長らにご挨拶されたあと、2日間にわたって町内でヒアリングが行われました。

1日目は、ふれあいセンターにて、池田町町内会連合会の福村豊会長、久野正副会長、野村修副会長、角谷伸次副会長、池田町民生委員児童委員の髙崎和男会長、そして地域福祉実践計画策定委員会我妻敏郎委員長、ふまねっとサポーターズいげたの加藤智子会長らから、池田町民の暮らしぶりや、移動課題についての対面による聞き取り調査が行われ、

2日目は、マックスバリュROCOCO2号店で、池田町企画財政課の清水環課長、塚田怜央主査、ワインタクシー㈱の古後仁裕代表取締役、福祉サポートとかちの前田敏和代表理事、マックスバリュ池田店の赤田みゆき店長らから、公共交通の取り組みやタクシー事業者の取り組み、マックスバリュ店内での介助が必要な町民の皆様の買物の様子などの聞き取りが行われました。

この研究の取りまとめを行っている医療経済研究機構の服部真治主席研究員から事業全体の概要について説明があり、今後五年間かけ、高齢者の介護予防(フレイル対策)と移動支援により外出の機会を高める取り組みについて住民の皆様に協力をお願いしたいという事業目的等の説明がありました。

2日目の午後からは、池田町福祉課、包括支援係、池田町社協の(生活支援コーディネィター、ボランティア、ケアマネジャー)などと、池田町における現在の介護予防事業や自立支援型地域ケア会議の開催状況等の確認がありました。

これから行われる取り組みによって、5年後にどのような成果が生まれるのか、経年調査の必要があり、高齢者の皆さんにアンケートやフレイルチェックなどご協力をお願いすることになります。

詳しくは、都度ご説明していきますが、一人でも多くの町民の皆様にご理解をいただき、参加していただくことが大変重要な事業になっていますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。


活動報告一覧